Webライティングをするうえで、タイピングは絶対に欠かせないものです。効率的な情報収集能力や文章力も重要ですが、タイピングが遅ければ、それだけで仕事の能率は下がってしまいます。そのため、タイピングスキルも速いほうが良いに越したことはありません。
そこで今回は、Webライター歴7年(2019年時点)の僕が、タイピングが速くなるためのコツをご紹介していきます。
Contents
タイピングスピードが速くなるための7つのコツ
タイピングの速度を上げるためには、まずはブラインドタッチができるようになる必要があります。ブラインドタッチができるようになる方法とタイピングスピードを上げる方法をご紹介します。
7つのポイントに分けて掘り下げていきますので、1つ1つチェックしてみてください。
【コツ1】ホームポジションに指を置く
まずはホームポジションに指を置く癖をつけるところから始めましょう。ホームポジションとは、キーボード入力をするための基本的な配置のことです。好みでホームポジションの場所を決められるというわけではなく、配置はあらかじめ決まっています。
まず、左手の人差し指をキーボードの「F」、右手の人差し指をキーボードの「J」に置きましょう。左手の中指は「D」、薬指は「S」、小指は「A」の位置に置きます。右手も同じように中指は「K」、薬指は「L」、小指は「;」の位置に置けばホームポジションができます。
大抵のキーボードには「F」と「J」のキーに小さな突起がありますので、慣れれば触るだけでスムーズにホームポジションに指を置けるでしょう。キーボードを見なくてもすぐにホームポジションに指を置くことができるように心がけてみてください。
【コツ2】10本の指をフル活用する
タイピングが速くなるためのコツは、10本ある指をフルに活用することです。ホームポジションだけではなく、厳密に言えば、キー毎に使う指は決められています。
例えば、「Z」キーは左手の小指、「I」キーは右手の中指といった具合です。そのため、人差し指しか使わないといったタイピングの仕方はNGです。
使う指の数が多いほうが圧倒的に効率は良いですし、タイピングしているときの見た目も美しくなります。自宅であれば他人の目を気にすることはありませんが、オフィスで働く場合には殆ど指を使っていないとなると見映えが悪く、例え早くタイピングを打てていても「ちゃんとできていない」と思われてしまいがちです。
僕が会社に勤めていた頃、両方の人差し指しか使わずにタイピングをしている従業員がいましたが、かなりタイプミスが多かった印象がありました。実際、使う指の数が少ないとタイプミスも多くなってしまいます。
一度少ない指でのタイプで慣れてしまうと癖になってしまいますので、早い段階から10本の指を使う癖をつけていきましょう。
【コツ3】正確性を重視する
タイピングに慣れていないうちは、とにかく速く打つことよりも正確性を重視しましょう。タイプミスが多ければ多いほど、キーボード入力の効率は下がってしまいますし、まずは正しく打てるようにする練習が必要です。
最初はゆっくりでも全く問題ありません。慣れてくればタイピングスピードのほうは少しずつ速くなっていきます。まずはキーの位置や使う指を少しずつ覚えていきましょう。
【コツ4】キーボードを見ないようにする
初心者にありがちなのはキーボードを見ながらタイピングをしてしまうことです。キーボードを見ながらならキーを打ち間違えないようにすることはできます。
しかし、パソコンの画面を見ながら打たないと変換ミスに気付けません。画面と手元を交互に見ながら打ち込む場合でも、視点を毎回移動させてタイピングするわけですから、効率は下がってしまいます。
最初のうちはどうしてもキーの配列や指の位置を確認したくなってしまうものですが、直接見なくても思い通りのキーを打てるように、なるべくキーボードを見ないことを意識して練習していきましょう。
【コツ5】高い頻度でパソコンを使用する
タイピングは楽器を弾いたり、イラストを描いたりすることと同じように、一度や二度練習しただけでは習得できないものです。そのため、タイピングには練習の積み重ねが欠かせません。
できれば毎日パソコンを使って練習をしましょう。こまめに練習すれば、タイピングができるようになるまでの習得スピードが早くなります。タイピングをするのであれば、どのような方法でも問題ありません。
パソコン上で日記やブログを書いたり、誰かとチャットで会話をしたりなど、モチベーションを高く保ちやすい方法で練習を重ねていきましょう。
【コツ6】苦手なキーを重点的に練習する
タイピングに少し慣れてきたら、苦手なキーがどれなのかがわかってきます。タイプミスはタイピングスピードを下げてしまいますから、打ち込むのが苦手なキーは重点的に練習し、克服していきましょう。
苦手なキーを克服できたときには、正確に文字を打ち込むことができるようになりますから、確実にタイピングスピードは上がります。どのキーが苦手かわからないという場合は、タイピングサイトを利用し、苦手なキーがどれなのか確認したうえで練習すると良いでしょう。
【コツ7】タイピングサイトで練習する
タイピングスピードを速くするためにはタイピングサイトで練習するのが確実です。サイトにもよりますが、タイピングサイトを利用すれば、以下のことが確認できます。
- 時間内にどれだけのキーを打ったか
- どこでタイプミスをしたのか
- タイピングのランクは何か
特に、タイピングのランクがわかれば、今の自分のタイピングスピードが速いかどうかもはっきりとします。今よりもランクを上げることを目標にスピードを意識してタイピングサイトで練習を重ねていけば、速くタイピングができるようになるでしょう。
無料で使えるおすすめのタイピングサイト3選
タイピングサイトは数多くありますが、サイトによって特徴や提供しているサービスの内容はさまざまです。
そこで、Webライターの僕が実際に多く利用してきたおすすめのサイトを3つご紹介します。
初心者にぴったりな「e-typing」
e-typing(イータイピング)はローマ字タイピング・英語タイピング・かなタイピングの3種類があります。タイピングスピードを重視して練習するのなら一般的な入力方法であるローマ字タイピングを選びましょう。
e-typingの素晴らしい点は、画面上にキーボードの配列が表示されており、使う指と次に打ち込むキーがひと目でわかるところです。直接キーボードを見なくても、画面を見ていれば大体のキーの位置がわかりますから、初心者にとっても練習しやすくなっています。
スコアやレベル、苦手なキーも結果画面で確認できますので、着実にタイピングが上手くなりたい・速くなりたいという方におすすめです。
ゲーム感覚で練習できる「寿司打」
より楽しみながらタイピングの練習がしたいのなら、おすすめなのが寿司打(すしだ)というタイピングゲームです。寿司打で選べるのはすべてローマ字入力用となっていますが、お手軽コース・お勧めコース・高級コースの3種類があります。
寿司が左から右へと流れきる前に指定された文章を打ち込まないといけないため、スピードを上げる練習にはもってこいです。さらに、正確性を重視したコースや一回でもミスをしたら終了となるコースなど、細かな設定もできるため、好みや希望に合わせた練習もできます。
まだタイピングを始めて間もない場合はお寿司のお皿がゆっくりと流れる練習コースもありますから、まずはそちらに挑戦してみると良いでしょう。
気軽に速度を確かめられる「タイピング速度測定」
ある程度練習を重ねてきて、今の自分の能力を確かめたいということならおすすめなのがタイピング速度測定です。30秒という短い時間制限の中でどれくらいの文字数が打てるのかを確かめることができます。
また、お題が比較的長文であるため、長めの文章を練習したいという場合にも適しているでしょう。おすすめしたタイピングサイトの中で最もシンプルな仕様ではありますが、あまり時間をかけることなく気軽に速度を確かめたいときには便利です。
タイピングスピードを上げるメリット
タイピングスピードを上げるメリットは多くあります。具体的にどのようなメリットがあるのかについてご紹介します。
ストレスなく文章を打てる
タイプミスが多かったり、思うように速く打てなかったりするとタイピングに時間と手間がかかり、ストレスを感じやすいです。逆に言えば、スムーズに文字を打ち込めれば、ストレスなく文章を打てます。
スピードが速いほうが文章を打つのを楽しむこともできます。
円滑なコミュニケーションが取れる
パソコン上でメールやチャットツールを使用して連絡を取る際、文章を速く打てるほうが円滑なコミュニケーションを取りやすいです。特にリアルタイムで連絡を取り合うような場合ではスムーズな会話がしやすくなります。
ビジネスに限らず、オンラインゲーム上でチャット機能を利用して会話をするといったように、プライベートの面で役立つこともあります。
業務を効率良く行える
パソコンを使った業務では、殆どの場合、文字を打ち込む作業は欠かせません。事務や経理を始め、Webライターやプログラマーなど、さまざまな職種で使うことになります。業務を行ううえではタイピングスピードが速いほうが、業務も効率良く行いやすいです。
デスクワーカーであり、今よりも仕事の能率を上げたいのなら、タイピングスピードを速くするメリットは大きいでしょう。
さいごに│練習を重ねてタイピングスピードを上げよう
ブラインドタッチを習得し、タイピングスピードを上げるには、基本的な練習の積み重ねが大切です。基本がしっかりとできてくれば、タイピングスピードも徐々に上げられます。
自分のレベルや練習の目的に合ったタイピングサイトを利用し、着実にスピードを上げることを意識しながら練習してみてください。