Webライターは企業から発注された記事の作成をし、アフィリエイターはブログやWebサイトで広告収入を得るという一見すると全く違うお仕事ですが、共通点は多くあります。共通点が多いということは、Webライターとしてのスキルを身に付ければアフィリエイターとして通じる部分はあり、その逆もまた然りです。
Webライターとアフィリエイターにどのような共通点があるのかについて解説していきましょう。
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【共通点1】記事を書くお仕事
Webライター、人によってはコピーライターと呼ぶこともありますが、企業から記事作成の案件を貰い、作成した記事の文字数に応じて報酬が支払われる職業です。
それに対してアフィリエイターはWebサイトやブログを運営し、掲載した記事に貼られている広告をクリック、あるいは広告を通じて商品が購入されることで報酬が入ります。
報酬が得られるまでのプロセスは全く違いますが、どちらもWeb用の記事を書くという点では共通しています。アフィリエイターの場合、外注化してWebライターに記事を書いてもらう人もいますが、記事を作成するお仕事という視点では同じと考えて良いでしょう。
【共通点2】ライティングスキルが必要
Webの記事は、文章として読みやすかったり、内容がきちんと盛り込まれていたりしなければなりません。そのような記事を作成するためにはライティングスキルが必要不可欠です。
高度なライティングスキルがなければ記事を作成できないというわけではありませんが、価値の高い記事を作成するうえでは必須のスキルと考えたほうが良いでしょう。
アフィリエイトにおいては訴求力の高い記事であればあるほど商品が売れやすくなりますし、Webライティングでもそのような記事作成を求められる場面は多くあります。Webライターも読みやすく、内容が充実した記事を作成すれば、企業に喜ばれたり、単価アップに繋がったりするものです。
【共通点3】SEOの知識が必要
稼げる記事を作成するためには、SEO対策が欠かせません。SEOとは検索エンジン最適化のことで、Googleで検索されたときに上位表示させる際に必要となるテクニックのようなものです。
Webライティングにしろ、アフィリエイトにしろ、SEO対策の知識は重要です。ライティングスキルと同様で、SEOについてあまり知らなくても記事を書くこと自体は可能ですが、ライティングで高単価案件を受注したり、アフィリエイトで高い広告収入を得たりするためには必要となる知識です。
近年、ライティング業界ではSEOの知識そのものよりも独自性を重視している傾向は強くありますが、それでも上位表示させるためのノウハウについてはあったほうが良いと言えるでしょう。
【共通点4】収入が安定しない
人によっては毎月高収入を得ることが出来ているWebライターやアフィリエイターはもちろんいます。しかし、毎月決まった月給で働いている一般的な会社員に比べれば、良い意味でも悪い意味でも収入が安定しにくいという共通点もあります。
Webライターはクライアント先が記事発注を継続しなければ、安定した収入を得続けられることはありません。正規雇用されているわけでもないため、報酬がないことに対する保障もないです。
アフィリエイターの場合はクライアントからお仕事を貰うということは基本的にありませんが、執筆した記事の評価によって収入は大きく変わります。Googleからの評価が高ければ、それだけ記事やサイトが上位表示され、得られる広告収入も高くなりやすいです。しかし、良い評価を得られなかったり、何かしらのペナルティやGoogleアップデートによる影響で評価が下がったりすれば、収入は激減します。
Webライターやアフィリエイターとして安定した収入を掴むには、ビジネスとして成約させ続けていくしか道はありません。
【共通点5】社会的立場で不利になりやすい
社会的立場がまだまだ弱いというのもWebライターやアフィリエイターの特徴です。昔に比べ、フリーランスや自由な働き方には寛容な意見も増えてきましたが、それでもまだ社会的立場としては弱いです。収入が安定しない働き方に対して理解を示せない人も少なくはないでしょう。
社会的立場の弱さが顕著にあらわれるのは、ローンや融資です。兼業であれば、本業が評価されますが、専業のWebライターやアフィリエイターの場合はそういうわけにもいきません。
どちらも起業しない限りはフリーランスという扱いですから、社会的な信用が薄く、審査にも通りにくいと言われています。絶対にローンを組めないわけではないですが、信用を得るための対策が必要となってくるでしょう。
さいごに
専業のWebライターとアフィリエイターは仕事の内容や立場が良く似ています。
同じくWeb上のコンテンツを作るお仕事ですから、どちらを目指すにしてもライティングスキルやSEOの知識は必要だと考えるべきでしょう。フリーランスの課題となる収入の不安定さや社会的信用のなさもありますが、これは自分の努力次第で補える部分でもあります。
報酬を安定して得続けることができれば、良い副業になりますし、専業として頑張り続けていくことも可能です。どちらを目指すにしても、報酬を得続けるための努力や工夫は必要だと言えるでしょう。