記事を書くお仕事という見方で考えれば、同じような職業とも言えますが、Webライターとアフィリエイターにははっきりとした違いがあります。一体どんな違いがあるのかを見ていきましょう。
これからインターネットやパソコンを使って稼いでいきたいけれど、どちらを目指せば良いのかわからないという人はぜひ参考にしてみてください。
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【違いその1】記事の所有権の有無
アフィリエイターの場合、自分が運営しているサイト上に記事を掲載することになります。他の個人や企業ではなく、自分の管理下にあるものですので、所有権も当然ながら自分のものです。必要に応じて改変もできますし、削除も個人の判断に任せて自由にできます。
それに対してWebライターは企業から記事の作成を依頼されて執筆することになります。作成した記事は基本的に、報酬と引き換えに所有権や著作権も放棄することになります。つまり、Webライターが作成した記事の所有権や著作権はクライアント企業側にあるということです。
執筆者名としてライターとしてのハンドルネームや本名が掲載されることはあります。しかし、記事の掲載を取り下げてもらったり、執筆した記事が得た広告収入を受け取ったりすることは基本的にできません。
【違いその2】報酬が発生する仕組み
Webライターは企業から直接記事作成の案件を依頼されたり、ライティングサイトを利用して記事を投稿したりします。執筆した記事が検収・承認されれば、作成した分の報酬を得ることが可能です。
Webライティングの報酬額は報酬単価×文字数で決定されます。例えば文字数単価1円で1記事5,000文字の案件を10記事こなした場合は50,000円の報酬を得られます。
アフィリエイターの場合、記事を執筆すること自体が報酬になるわけではありません。記事をWebサイト上に投稿し、広告がクリックされたり、商品を購入されたりすることで報酬を得られます。
報酬の単価は固定されているものではなく、1クリックされる毎に数円のものもあれば、1つ成約される毎に1,000円や10,000円の報酬が得られるものまでさまざまです。
報酬の発生する仕組みとしてはWebライティングとアフィリエイトは全く異なるものだと言えるでしょう。
【違いその3】企業の介入の仕方
Webライティングでは、クライアント企業から指示された内容で記事を作成することになります。使用するキーワードやテーマ、文字数の目安があらかじめ指定されており、その内容に沿わなければなりません。
クライアントによっては細かな指示や修正が加わることもありますので、自分の思い通りの記事を書くことは叶わない場合もあります。
アフィリエイトのための記事作成の場合は、このような企業の介入はありませんので、自分の好きなように記事のジャンルやキーワード選定ができます。もちろん収益を得るためにはアドセンスやASPの規約を守らなければなりませんが、それでもWebライティングに比べれば自由度が高いと言えるでしょう。
ただ、自由に記事の題材を決めることができる分、人によっては何を書けば良いのかわからないという問題も出てきます。
【違いその4】不労所得の有無
工夫の仕方にもよりますが、アフィリエイターはサイトへのアクセスを呼び込めれば、新しい記事を作成したり、投稿したりしなくても広告収入を得ることができます。つまり、運営しているWebサイトが資産となり、不労所得を得られるということです。
アクセス数の集められるサイトに育て上げ、記事の作成は外注化すれば、自分は殆ど働かなくても収入を得られるでしょう。
それに対して、Webライターの場合は不労所得を得ることは一切できません。Webライターの収入の全ては成果報酬によるものですので、記事を作成し、検収された分しか報酬は得られないです。
ただ、不労所得を得るのは無理でも、単価を上げることはできます。Webライティングでもやり方次第では月収数十万規模の高収入を得ることは可能です。
さいごに
Webライターとアフィリエイターの大きな違いは、報酬を得られる仕組みや企業の介入の仕方にあります。どちらも記事を執筆するお仕事ではありますが、自由度が高いのはアフィリエイターのほうだと言えるでしょう。
Webライターになろうか、アフィリエイターになろうか悩んでいる人はそれぞれの特徴を踏まえたうえで検討してみることをおすすめします。