Webライターをこれから始める初心者や始めて間もない方の場合、必要な知識や稼ぐ方法について押さえておきましょう。
何の予備知識がなくても稼げないことはありませんが、稼ぐポイントを押さえておかなければ、効率的に収入を上げていくことはできません。
基礎を踏まえつつ、稼ぐために必要となるノウハウについてまとめました。
Contents
Webライター初心者に必要となる基礎知識
何の予備知識もなく、やってみてから「やはり自分には合わなかった」ということにもなりかねません。
Webライター初心者のうちから、基本的な知識は把握しておいたほうが良いでしょう。
Webライターの特徴や仕事内容
Webライターとは、Web上に投稿する記事を書くお仕事です。
自身でブログを運営するブロガーやアフィリエイターとは異なり、クライアントから仕事を受注して記事作成をするのが基本となります。
記事を書くのがWebライターのお仕事ですが、関連した業務として、記事の校正チェック・記事の投稿作業・記事の企画や構成といったものもあります。
Webライターが稼げる収入の相場
Webライターのお仕事は1文字あたり○円という報酬単価が決められており、執筆した文字数次第で報酬額が決まります。
時給制のアルバイトもありますが、業務委託であれば、文字単価による報酬が基本です。
完全な初心者の場合は、1文字当たり0.1~0.7円程度、中級者の場合は1文字0.8~1.5円程度、上級者の場合は1文字2円以上が大体の目安です。
Webライターの中には1文字5円以上という高額報酬を得ている方もいます。
Webライターは初心者から上級者まで幅広くいますので、どれくらい稼げるものなのかという明確な相場はありませんが、他の仕事と同様に最初からいきなり大金を稼ぐのは難しいです。
初心者の場合、少なくとも最初の3か月間は下積みとして低単価の案件をこなすことになります。
Webライターに求められるスキル
Webライターに求められるスキルはさまざまなものがありますが、初心者の段階でも必要となるのは以下です。
・文章力
・情報収集能力(リサーチ力)
・コミュニケーションスキル
記事を書くためには、前もって何を書けば良いか調べられるように情報収集能力が書かせません。
記事で書く内容を調べた後は、文章をわかりやすく書く能力も不可欠です。
また、クライアントから案件を受注するためには、クライアントとのやり取りが不可欠です。
そのため、ある程度のコミュニケーションスキルも求められるでしょう。
他にも、記事の構成能力や自己PR能力、HTMLに関する知識など、さまざまなスキルがあったほうが有利です。
ただ、最初の段階では上記の3つのみを意識し、他のスキルに関しては実践しながら徐々にスキルを磨いていくと良いでしょう。
Webライターの向き不向き
Webライターには向き不向きがあります。
初心者でも簡単に参入できるジャンルではありますが、誰にでも向いているお仕事というわけではありません。
Webライターに向いている人ならスキルアップはしやすいですし、収入アップにも繋げやすいでしょう。
逆に、向いていないとなかなか作業には取り組めず、稼ぐことは容易ではありません。
こちらの記事で詳しく書いていますので、自分がWebライターに向いているのかどうかを改めて確認しておくと良いでしょう。

Webライターが稼ぐために必要な5つのステップ
Webライターがお金を稼ぐためには5つのステップが必要です。
まだ案件を受注したことがない方は、一通りの流れをチェックしておきましょう。
1.案件を探して受注する
まずは、Webライティングのお仕事をするために、案件を探して受注する必要があります。
Webライティングの案件は以下のようなクラウドソーシングサイトを利用すれば、簡単に見つけられるでしょう。
高単価案件はライバルが多く、単価に見合った能力が必要とされます。
自身のレベルに合った案件を見つけ、お仕事をしたいと申し出ましょう。
2.執筆する
案件を受注したら、実際に記事作成の作業に入ります。
事実に基づいて記事を書く必要があるため、執筆に入る前に、リサーチ作業に入ります。
記事のテーマに関する情報に精通していたとしても、念のために情報に間違いがないかを確認しておくのが望ましいです。
クライアントから前もって提示された納品日までに記事を完成させて納品しましょう。
納品方法は、クライアントの指示に従うのが基本です。

3.修正する
納品したら即刻報酬が入るというわけではなく、クライアントが記事の内容や書き方に問題がないかどうかをチェックします。
チェックを終えて問題がなければ校了となりますが、そうでない場合は、書き直すように指示されます。
書き直しになったからといって追加報酬を得られるわけではないため、最初から一発で承認してもらえるように手を抜かすに執筆するのがポイントです。
修正依頼があった場合は、クライアントの指示を確認し、どの部分を修正して欲しいのか把握した上で、修正すべき箇所を修正します。
指示にきちんと従っていないと、再び修正依頼が来てしまう可能性がありますので、クライアントが納得できるような記事に修正するのがポイントです。
4.承認してもらう
クライアントの記事のチェックにより、問題がなければ、承認してもらえます。
承認となれば、その後に特に作業をすることはありません。
後は報酬が確定するのを待つだけです。
5.報酬を受け取る
承認されたら、報酬を受け取りましょう。
報酬がいつ受け取れるのかは利用しているサイトやクライアントとの契約内容によって異なります。
クラウドワークスの場合を例に挙げると、「15日締めの月末振込」と「月末締めの翌月15日振込」が基本です。
クライアントとの直接契約の場合は、「月末締めの翌月末払い」といったように、予め契約書に記載がある通りに支払われます。
万が一支払われるはずの報酬の振り込みが滞ってしまっている場合には、状況を確認するために速やかに問い合わせましょう。
初心者Webライターが文章力を磨く4つの方法
高い文章力があれば、それだけクライアントに高く評価されやすいです。
お仕事のチャンスが安定的に舞い込むだけではなく、報酬額のアップにも繋がりますので、スキルアップを意識して記事を執筆しましょう。
クライアントの執筆ルールを順守する
文章力を向上させるのに近道となるのが、クライアントの執筆ルールを順守することです。
クライアントの中には、執筆に関する細かなルールを定めているところがあります。
執筆ルールの内容はクライアント次第ですが、例えば以下のようなルールを定めているところがあります。
・誤字脱字はしない
・不自然に句読点を入れない
・回りくどい表現は避ける
・断定的な表現はしない
・適量改行を入れる
これはあくまでも一例に過ぎませんが、ルールに厳しいクライアントの場合、20や30ものルールを定めているところもあります。
ルールが多くて細かいほど記事作成に手間はかかりますが、その分だけ自身のスキルアップに繋げられます。
文章の伝わりやすさを意識する
多くのクライアントが求めるのは、上手い言い回しがある文章よりも、わかりやすい文章かどうかです。
記事の書き方が読者にとって理解しやすいものになっていれば、読者に好まれるだけではなく、クライアントからも高く評価されます。
どういう言い回しなら伝わりやすい文章になるのかを意識しながら記事を執筆してみましょう。
記事を作成してそのまま納品するのではなく、書いた記事を見直して理解しやすい内容になっているかどうかを確認してみると、スキルアップに役立ちます。
案件の数をこなす
案件の数を多くこなすのも、文章力を上げるためには重要なポイントとなります。
絵を描くのと同じように、文章も書けば書くほどに上達していきます。
多くの案件をこなしていけば、修正が入る機会もありますし、もっとこうしたら良いのではないかという試行錯誤する回数が増えます。
質が低くても問題のない記事は量産してもあまり効果は期待できませんが、ある程度質の高い記事作成を量産していけば、どんどん上達していくでしょう。
ブログを書く
文章力を磨きたいのであれば、自身でブログを開設し、ブログを書くのも1つの方法です。
ブログならクライアントの指示に従わなければならないという制約がないですし、ある程度は自由に表現ができます。
ブログがあれば、文章を書く機会も増やせますから、文章力の上達に繋げられるでしょう。

Webライター初心者から中上級者を目指すためのポイント
Webライターで本格的に稼いでいきたいと考えているのなら、初心者のままではなく、中上級者を目指すのがベターです。
初心者のままでも記事を量産すれば稼げないことはありませんが、やはり中上級者を目指したほうが効率的にお金を稼ぐことができますし、収入アップにも繋がります。
初心者のWebライターから中上級者を目指すためのポイントについて解説します。
効率的に作業できるスキルやツールを活用する
効率的に作業を進めていくためには、タイピングスピードを上げるだけではなく、スキルやツールの活用が欠かせません。
余力があるのなら、初心者のうちからでも積極的に使ったほうが良いでしょう。
基本的なスキルとしては、ショートカットキーの使用です。
コピー&ペースト(Ctrl+C、Ctrl+V)や全選択(Ctrl+A)など、文章作成の上で便利なショートカットキーは覚えておくと作業効率が格段に上がります。
ツールは、誤字脱字チェックツールが便利です。
誤字脱字は目視でチェックするのが一番ではありますが、ツールを活用してもある程度の記事チェックは可能となります。
Wordソフトのエディター機能を活用してみても良いでしょう。
専属のWebライターになる
中上級者を目指すのなら、専属のWebライターを目指しましょう。
短期の契約よりも長期的な契約や専属契約をしたほうが安定的にお金を稼げます。
専属のWebライターになれば、クライアントが持つノウハウを知れるメリットもあります。
長期の契約なら単価アップの交渉もしやすいですから、副業や本業として本格的にWebライターのお仕事をしたいのなら、専属ライターを目指しましょう。
単価アップを交渉する
実績を積んだら、クライアントに単価アップの交渉をしましょう。
もちろん取引をしたことのないクライアントに対し、最初から単価を上げて欲しいと言うのは失礼ですが、実績や能力が認められた段階なら比較的容易に単価アップの交渉ができます。
単価を上げることができれば、単純に報酬額がアップするだけではなく、新しい実績にもなります。

文章を書く以外の案件にも対応できるようにする
Webライターのお仕事は文章を書くことですが、Webライティングに関連した、企画・構成・校正チェック・投稿作業の仕事もあります。
文章を書くことだけにこだわらず、他の業務にも対応できるようにすれば、仕事の幅を広げられるというメリットがあります。
文章の企画から投稿までを総合的に任せてもらうことになれば、収入の底上げもできるでしょう。
さらに専門知識を深める
特定のジャンルに特化したWebライターを目指すのなら、そのジャンルに関する専門知識を深めるという手があります。
ジャンルに特化したライターとしては以下のようなものがあります。
・法律専門
・美容専門
・ペット専門
得意なジャンルを極めることで、その道のプロのWebライターとして認められるチャンスがあるでしょう。
自己ブランディングが上手い人は、1人のWebライターとしてだけではなく、専門家として活動できるというメリットもあります。
さいごに│Webライターとしての上達を目指そう!
初心者Webライターなら、案件を安定的に獲得できるようなノウハウを磨きながら記事作成に取り組みましょう。
Webライターとしてのスキルを上達させていけば、中上級者を目指すことも可能です。
報酬額をアップさせていけば、Webライターのお仕事だけでも十分に食べていけるでしょう。