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初心者Webライターに直接取引は危険?クラウドソーシングをおすすめする理由

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Webライターの取引方法には大きく分けて、直接取引とクラウドソーシングなどのサービスを利用した取引の2種類があります。しかし、初心者Webライターの場合、直接取引はあまりおすすめできません。

初心者にはなぜ直接取引がおすすめできないのかについて解説していきます。

Contents

そもそも直接取引とは?

Webライター業界における直接取引とは、クラウドソーシングサイトやライティングサイトなどの仲介サービスを介さずに個人や企業と直接やり取りをし、仕事をもらう取引のことです。

チャットワークやSlackといったビジネスチャットサービスを利用してやり取りする場合もあれば、Skypeや電話などで通話をして連絡取り合うこともあります。どのツールを使用してやり取りをするのかはクライアントによりけりです。

ただ、直接取引の場合でも、クラウドソーシングサービスと仕事内容に大きな違いはありません。Webライターであれば、記事を執筆するという本質は変わらないため、直接取引であっても、サービスを介した取引であっても作業自体の違いはないと考えて良いでしょう。

直接取引のメリット・デメリット

直接取引にはクラウドソーシングサイトなどのサービスの利用にはないメリットとデメリットがあります。具体的にどのようなものがあるのかをご紹介しましょう。

メリット

クライアントとの直接取引の最大のメリットと言っても良いのが、中間マージンを取られることがない点です。クラウドソーシングサイトでは、サイトにもよりますが、利用する際に仲介手数料を取られてしまいます。

ランサーズの場合、システム手数料という名目で最大20%の仲介手数料が引かれる仕組みです。つまり、1万円分稼いだとしても、そのうちの2,000円は仲介手数料として引かれ、報酬額は8,000円ということになります。

稀に、仲介手数料分も想定したうえで支払ってくれるクライアントもいますが、大体は自己負担となるため、損をした気分になりやすいです。その点、直接取引なら仲介手数料は一切発生しませんから、1万円分稼げば、そのまま1万円を受け取ることができます。

クラウドソーシングサービスよりも直接取引のほうが密にコミュニケーションを取りやすいのもメリットだと言えるでしょう。クライアントにもよりますが、気軽に電話やツールを利用して相談や質問ができますし、クラウドソーシングサービスを介した連絡よりもレスポンスが早い傾向にあります。

デメリット

直接取引のデメリットとしてはまず、実名での契約が必要になることが挙げられます。匿名で仕事をしたい人にとっては実名や住所といった個人情報を晒して契約することをリスキーに感じるでしょう。

ただ、ビジネスとして契約する以上、相手の個人情報や企業の情報も知ることになりますから、一方的に不利になるわけではありません。デメリットとしてはあまり大きくはないと考えて良いでしょう。

それよりも大きなデメリットと言えるのが、報酬を踏み倒されるリスクがあることです。誠意のあるクライアントであれば、責任を持って支払ってくれるものですが、中には支払い日を守らなかったり、踏み倒したりするクライアントもいます。

クラウドソーシングサービス上の取引では、支払い保証のシステムがあるため、きちんと納品をしたにも関わらず、踏み倒されてしまうといったことはまずないです。直接取引だからこそ付きまとうリスクですので、取引する際には注意しておかなければなりません。

Webライターの直接取引に向いている人

Webライターの直接取引に向いているのは以下のような人が挙げられます。

  • 実名での契約でも全く問題がない人
  • 業務委託契約の方法を把握している人
  • 金銭トラブルに備えられる人
  • トラブル時にも冷静に対処できる人
  • 取引先選びの見極め方がわかっている人

逆に言えば、このような条件を満たせていない場合には直接取引をするのは厳しいと考えたほうが良いでしょう。

報酬を最大化したい(仲介手数料を取られたくない)、かつデメリットの問題にしっかりと対策できる自信があるという場合は直接取引を検討してみることをおすすめします。

Webライター初心者は直接取引を避けたほうが良い理由

Webライター初心者の場合、直接取引を避けたほうが良い理由としてはさまざまなものがあります。なぜ、初心者だと直接取引を避けたほうが良いのかについて、1つ1つご紹介していきましょう。

不利な契約をさせられる可能性がある

業務委託契約の仕方がわかっていないと、クライアントにとって有利な契約をさせられる可能性があります。例えば、直接取引にも関わらず、報酬額が極端に低かったり、報酬の支払い条件が厳しかったり、給料の支払い日が極端に遅かったりなどが挙げられるでしょう。

業務委託契約をする際は双方にとってメリットがある契約であるかどうかをまずは確認しなければなりません。一方的に自分が不利になるような契約内容であり、それでも契約したい場合には交渉が必要になってきます。

初心者の場合、どのように交渉すれば良いものなのか、そもそもこちらの希望を伝えても良いものなのか迷ってしまいやすいでしょう。交渉の方法がわからないうちは直接取引を避けたほうが無難です。

悪徳企業に騙される可能性がある

とても残念なことではありますが、クライアントの中には、Webライティング事業を謳った悪徳企業というものも混在しています。報酬の支払いの踏み倒しを行う企業だけではなく、完全な詐欺会社もあるため、よくよく注意しなければなりません。

より悪質な場合は、報酬を受け取れるどころか、逆にお金を騙し取られるというケースもあります。お金を稼げる仕事のはずなのに、逆にお金を取られてしまっては本末転倒です。お金だけではなく、あなたの個人情報を得ることを目的として取引を持ち掛けるケースもあります。

取引先の選び方や怪しいクライアントの避け方がわかっていないうちは、騙される可能性がないとは言い切れません。あからさまに怪しい企業であれば、初心者のうちでも判別できるかもしれませんが、Webライター業に慣れていないうちは直接取引自体を避けることをおすすめします。

支払いを踏み倒されたときの対処法がわからない

万が一、支払いを踏み倒されたときの対処法がわかっていない初心者Webライターの場合も、直接取引は避けるべきです。そうでないと、頑張って記事を書いたのに報酬が支払われなかったことで泣き寝入りを余儀なくされてしまいます。

これでは時間と労力を無駄に浪費してしまうことになりますし、何よりWebライターのモチベーションが下がってしまいます。

また、踏み倒されないための自衛の方法もわかっていない場合も要注意です。せっかくWebライターとして稼いでみたいと思ったのなら、仲介手数料を取られないようにすることよりも、まずは確実に報酬をもらえるところを利用することをおすすめします。

初心者にはクラウドソーシングサイトがおすすめ!

Webライター初心者におすすめなのはクラウドソーシングサイトやライティングサイトの利用です。それも、大手のクラウドソーシングサイトを利用するのが確実と言えます。有名なサービスとしては以下が挙げられるでしょう。

  • ランサーズ
  • クラウドワークス
  • サグーワークス

これらのサイトは管理人の僕自身も利用したことがあり、多くのWebライターやフリーランスが活用しているサイトですから安全性は確かです。もちろん登録は無料でできますし、会員費が取られることもありません。

先述したように、基本的に仲介手数料は引かれてしまいますが、その代わりにきちんと仕事をこなせば確実に報酬がもらえるというメリットがあります。仲介手数料を引かれても、単価自体をアップできれば、報酬の少なさをカバーできるでしょう。

Webライターの仕事に慣れてきてからなら直接取引にも挑戦してみるのがおすすめですが、初心者のうちはまずこのようなサービスを利用して経験を積んでいくのがおすすめです。

さいごに│初心者のうちはクラウドソーシングを利用しよう!

直接取引には仲介手数料を取られることがないため、報酬を最大化できるというメリットはあるものの、それ以上にリスクを伴う取引方法でもあります。リスクの対策方法がわかっていない初心者のうちは、安全に利用できるクラウドソーシングサービスの利用が向いているでしょう。

特に、これからWebライターを始めるという場合には、まずクラウドソーシングを介したうえで仕事をこなしてみてください。