ライティング

Webライターの長文の書き方は?コツをレクチャーします!

アイキャッチ

Webライターとして活躍の幅を広げていきたいのなら、ぜひ挑戦して欲しいのが長文の案件です。長文案件の定義は明確ではありませんが、個人的に3000文字や5000文字以上の案件は長文の域に入るのではないかと思います。

特に、1件あたり400文字(原稿用紙1枚分)以下の案件しか経験していないのであれば、短文の案件に慣れてきたタイミングで挑戦してみると良いでしょう。

クヌガ
クヌガ
短文よりも長文のほうが稼ぎやすいからね!

ただ、いきなり長文と言われてもどうやって書けば良いのかわからないという人は少なくないのではないでしょうか。そこで今回は、Webライターが携わる長文案件の書き方のコツについてご紹介します。

なぜ長文の案件がおすすめなのかについてはこちらの記事にまとめていますので、合わせてチェックしてみてください。

https://kunuga.com/archives/382

Contents

Webライターが長文を書くときのコツ

長文を書きたいけれど、長い文章はなかなか書けないという方は、そもそも長文の書き方のコツが掴めていない可能性があります。どんな風にすれば長文を書きやすくなるのかについて解説していきます。

見出しで分ける

キーワードやテーマだけを指定されて記事を執筆する場合には、見出しでテーマを細分化することでどんなことを書けば良いのかがまとまってきます。近年ではあらかじめ構成や執筆内容の指示が細かく指定されている案件も多くある印象ですが、構成も含めて任される場合にはまず見出しを明確にしておきましょう。

例えば、「転職 未経験」をテーマに3000文字の記事を執筆することになった場合、「未経験の職種に転職する方法」といった大きなテーマが浮かぶかと思います。しかし、これだけでは何を書けば良いのかを細かく考えるのは難しいものです。

そのため、以下のように見出しを作成すると良いでしょう。

見出しの例
  • 未経験の職種に転職はできる?
  • 未経験でも転職しやすい職種
  • 企業が未経験者の人材に求めるもの
  • 未経験の職種に転職する際に使える志望動機の文例
  • まとめ

あくまでも一例ですが、このように見出しを作成し、テーマを細分化することによって、どんなことを執筆すれば良いのかを明確にできます。必要な見出しの数は文字数に応じて変わってきますが、一段落あたりで多くても500~600文字以内に収まっていると読者にとっても読みやすいです。

要点をピックアップする

構成書があって簡単な指示もあるけれど、それでも何を書けば良いのかわからないという場合は、まず要点をピックアップする方法があります。

先ほどの例にあった「企業が未経験者の人材に求めるもの」で言えば、以下のような要点が挙げられるでしょう。

  • 社風に合っている人材か
  • 柔軟性のある人材か
  • 積極性のある人材か

このような要点をひとまず考えてみたり、リサーチしたりしてメモしておき、説明するために後から文章を肉付けしていけば、記事が出来上がっていきます。

短文の案件の場合でも使えるテクニックですが、長文の場合は特に書く内容で悩みやすくなります。書き慣れていないうちは、こういった要点の書き出しを行ってみるのがおすすめです。

具体例を交える

管理人の僕もよく使う手法ですが、具体例を交えることで長文にも対応しやすくなります。「例えば○○」といった具合に、具体的なシチュエーションを想定したり、事例を紹介したりすることで文字数は稼ぎやすいです。

文字数が多くなるだけではなく、記事としてのオリジナル要素も強くできますから、一石二鳥の方法だと言えます。

どんなテーマでも使えるわけではありませんが、具体例を交えたほうが読者にとってわかりやすいと感じるのであれば、積極的に具体例を取り入れていくと良いでしょう。

長文を書くときの注意点

ご紹介した要点を押さえておけば長文は書きやすくなりますが、長文を意識し過ぎて作成すると、記事としての質が保てない可能性があります。そうなるとスムーズに検収されず、修正しなければならなくなる場合がありますので要注意です。

具体的にどのようなことに注意すれば良いのかをチェックしてみてください。

文字増しをする可能性がある

長文の作成に慣れていない人にありがちですが、冗長表現やわざわざ入れなくても良いような文章などは文字増し行為だと判断されやすいです。

避けたほうが良い文章としては以下のようなものがあります。

  • 常識として既に知られているため、改まって解説する必要のない文章(「小学生はランドセルを使います」、「公衆トイレは男女に分かれているところが主です」など)
  • 同じことの繰り返しの表現(「冬は寒いです。外は寒いのでコートを着ます」など)
  • 同じキーワードの多用(「充電器が壊れた。充電器を買いに電気屋へ行ったが見つからないので、店員に充電器の場所を訊いた」など)
  • 接続詞の多用(「つまり、○○。だから、○○。最後に、○○」など)

長文の作成に慣れていないうちは、このような文章の書き方をしていないかを良く確認しておきましょう。

指定のテーマから逸脱する可能性がある

色々なネタを入れるために情報収集をすると、指定のテーマからずれた文章を入れてしまう可能性も考えられます。

例えば、「車 購入方法」というテーマで記事を書く場合、購入する際の必要書類や購入の手順、値引きのコツといった要素はテーマに沿ったものになります。しかし、車の税金や売却方法などは車の購入方法からはテーマがずれてしまうため、要注意です。

「車 購入方法」で検索する人はあくまでも車を購入する方法を知りたい人ですから、税金の支払いや車の売り方についての情報は求めていないと考えたほうが良いでしょう。

また、少しだけテーマがずれてしまうならまだしも、全く異なるテーマはご法度です。極端な例ですが、車の購入方法について説明するはずが、スーパーで特売品を買う方法について書いていたら、もちろん検収されません。

記事の内容が指定のテーマからずれてしまっていないかをチェックしながら執筆しましょう。

さいごに│見出しや要素で正しい肉付けを!

長文案件の文章はただ文字数を多く書けば良いわけではありません。何を書けば良いのか悩んでしまうのであれば、まずは見出しや書くべき要素をまとめたうえで、正しく文章の肉付けをしていきましょう。そうすれば、書く内容に困りにくくなりますし、文章力も向上できます。

最初のうちは敷居が高いと感じるかもしれませんが、慣れてしまえば数千文字の案件でも短時間で書けるようになります。書き方のコツを押さえながら長文を執筆してみてください。