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Webライターとはどういう仕事?メリットとデメリットを徹底解説

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Webライターは副業として取り組む人もいれば、本格的なビジネスとして専業で活動する人もいます。

多くの人が魅了されるWebライターとは一体どんな職業なのか、メリット・デメリットとしてはどんなものがあるのかについて解説していきましょう。

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Webライターとはどんな職業なの?

Webライターとは、Webサイト上にある記事を書く職業のことです。説明文やコラム、体験談のようにさまざまな形態がありますが、クライアントの要望に沿ったものを執筆するのが基本となります。

説明文やコラムであれば、ジャンルや使用するキーワードが予め決められます。商品レビュー記事であれば、指定された商品を実際に使ってみた感想を書くこともあるでしょう。書く内容は記事によって異なりますが、文章を書くお仕事という点ではどの案件も共通しています。

勤務形態は副業やフリーランスが主です。しかし、アルバイトや正社員として企業に勤める場合もあります。フリーとして働く人は主に直接企業と業務委託契約を結んだり、クラウドソーシングサイトやライティングサイトで案件を獲得したりして収益を得ています。

Webライターとして働くメリット

手軽にできる副業としてWebライターという職業を選ぶ人は少なくありません。しかし、副業として働きやすいからという単純な理由だけではありません。

Webライターとして働くとどのようなメリットが得られるのかについてご紹介していきます。

初心者でも比較的取り組みやすい

ブログを書いた経験がなかったり、文章はあまり得意ではなかったりする人でも取り組みやすいのがWebライターです。

もちろん、案件によっては高度なライティングスキルや専門知識が求められることもあります。しかし、逆を言えば、未経験者でも簡単に取り組めるような案件も数多くあるのも確かです。

国語は小中学校を通して学ぶものですし、日本語は日本人ならその大抵が習得している言語です。だからこそ、日本語を使って文章を書くのはそれほど難しいことではありません。読者に伝わりやすい文章を書くためには相応のコツが必要となってきますが、基本的な文章能力は多くの人が既に持っています。

オリジナルの記事を考えて書くのは難しいと思うかもしれませんが、初心者でも取り組みやすい案件を選べば未経験であってもWebライターになれます。中でも初心者が書きやすいのは自分の体験に基づいた体験談です。

例えば、運転免許を取得したことがある人は免許センターを利用した感想や実習で大変だと感じた部分についての記事を書くことができます。自身の体験に基づいた内容であれば、初心者でもあまり迷うことなく、スラスラと文章を書けるでしょう。

資格がなくても始められる

他の専門職の場合、パティシエならお菓子を作るために勉強や修行をしたり、プログラマーならプログラミングの勉強をしたりしなければなりません。

Webライターであれば、事前に学校に通ったり、数年間の修行を積んだりしなくても始められます。現に、当ブログ運営者の僕はWebライターの学校に通った経験はありません。専門学校には行きましたが、デザイン系という全く関係のないジャンルを学んだくらいです。

どうしても不安があるようなら、スクールに通うというのも1つの手段ではありますが、独学でも十分に稼げるWebライターになれます。Webライティング能力検定やビジネス著作権検定のような、Webライターに取得を推奨されている資格はあります。

クライアントからの信用を得るためには有利にはたらくこともありますが、これらの資格取得は必須ではありません。完全な独学のみであったり、取り組みながら勉強したりしていけるのも、Webライターのメリットだと言えるでしょう。

すぐに収益を得られる

Webライターであれば、比較的すぐに収益を得ることが可能です。企業と直接業務委託契約を結ぶ場合は、月末締めの翌月末払いや翌月25日払いというケースが多くなっていますが、それよりも早く現金化することもできます。現金化の速さに定評があるところと言えば、大手ライティングサイトのサグーワークスです。

サグーワークスでは、1ptあたり1円で現金と交換できますが、1,000ptあれば即日換金が可能です。投稿した記事は基本的に7日以内でチェックされ、承認されるため、上手くいけば始めてから1週間以内に現金化できます。手数料をかけたくないのであれば、ドットマネーを利用するという手もあります。ドットマネーは銀行の5営業日内に現金化されるのが基本ですが、こちらは500ptから交換が可能です。

クラウドソーシングサイトでも一定の手数料を支払えば、早めに現金を振り込んでもらうことができます。クラウドワークスの場合はクイック出金を申し込んでから土日を除いた3営業日以内に振り込んでもらうことが可能です。

いずれにしても、一般的な会社員やアルバイトよりも早くお金をもらうことができます。

努力した分だけ収入がある

Webライターは成果報酬型が基本となります。作業をこなし、検収された分だけお金になる仕組みです。努力したことがそのまま成果として現れるため、やりがいも感じやすいでしょう。売上に貢献しているにも関わらず、給料が上がらないといった問題もありません。

会社によっては自分の努力を正当に評価してもらえない可能性はありますが、Webライターであればそのような心配はないです。ライティング業界は、こなす仕事の量によって月5万円や10万円、はたまた20万円以上の収益を得ることも可能な世界です。

ライティングスキルを上げられる

文章は書けば書くほどライティングスキルの向上が期待できます。絵を描けば描くほど上手になっていくのと同じことです。文章力も決して例外ではありません。特に、ライター初心者が中級者レベルになるまでの成長には目覚ましいものがあるでしょう。

書いているうちにボキャブラリーが増えますし、言い回しのバリエーションも増やせます。どうすればもっと読者に伝わりやすい文章になるのかを考えながら書けば、より自身のライティングスキルの成長に繋げやすくなるのは間違いないです。

クライアントによっては「ここはもっとこういう言い回しにして欲しい」といったフィードバックをくれることもあります。フィードバックがあれば、自分の文章の何がいけなかったのか勉強になるでしょう。

同じミスをしないことを意識しながら書き続けていけば、いつのまにかライティングスキルは向上しています。高い文章力を身に付けたいのであれば、Webライターはうってつけのお仕事だと言えるでしょう。

初期投資額が少なくて済む

Webライターの魅力として外せないのが、初期投資額の少なさです。必要なものはパソコンとインターネット環境だけですから、Webライターを始める前から持っている人は殆どお金をかけることなく始められます。

パソコンを買うお金がなくて悩む人もいるかもしれませんが、数十万円もするようなハイスペックなパソコンは必要ありません。文字入力ができ、インターネットに繋がるのであればどんなものでも問題ないです。

より効率的な作業を行いたいのならある程度のスペックも求められてはきますが、Webライターを始めたばかりの段階では必要ないと考えて良いでしょう。

Webライターとして働くデメリット

Webライターとして働きたいと考えているのであれば、メリットだけではなく、デメリットについても知っておいたほうが良いです。事前にどんな問題があるのかを把握したうえで本当に目指すべきかを考えてみましょう。

書くのをやめれば収入は得られない

完全成果型が基本となっているのがWebライターの魅力ですが、逆に欠点ともなり得ます。それは、働かなければ収入は得られないということです。

正社員や時給制のアルバイトの場合、ある程度なら仕事が疎かになってしまうことがあっても、その日の給料がなくなるということは殆どありません。もちろん勤務中に居眠りしたり、さぼったりすれば上司から怒られることはあるでしょう。しかし、怠慢だからという理由だけで即減収ということはないです。

Webライターは取り組んだ分だけが報酬になるシステムですから、やらなければ当然ながら収益は得られません。極端な話、1記事も書かずにいると収益額は0円です。Webライターで満足のいく収入を得るためには、きちんと書き続けなければならないことを念頭に入れておきましょう。

慣れないと全然稼げない

初心者のWebライターにありがちですが、最初のうちは記事を効率的に書き上げるのはなかなか難しいです。原稿用紙1枚分である400文字を書くだけでも相当苦労する人が少なくありません。また、最初のうちは単価も低いという問題もあります。

例えば、単価0.3円で400文字の記事を書いた場合、収益として得られるのはたった120円です。400文字の案件を1時間で6記事書ければ時給720円ですが、1記事しか書けなかった場合は時給120円にしかなりません。仮に1文字1円だったとしても、400文字を1時間で書いた場合は時給400円です。

稼げるようになるためには記事を書くスピードと単価を上げるしかありません。本格的に稼ぎたいならどちらかが欠けても駄目です。執筆スピードや単価アップのためには、必然的に作業への慣れやWebライターとしての経験が求められてきます。慣れてこないことには全然稼げないと考えておいたほうが良いでしょう。

確定申告が面倒

フリーランスであれば確定申告は必須ですので言うまでもありませんが、副業の場合でも確定申告が必要になることがあります。Webライターとしての年間の所得額が20万円を超えた場合です。この場合は、本業が別にあったとしても必ず確定申告をしなければならないですから覚えておきましょう。

年に一度申告するだけですが、収入や経費の計算をし、書面に記入しなければならないという手間がかかります。青色申告ソフトを使用すればこれらの作業は簡略化できますが、それでも収益額や経費の入力作業が必要です。本業と副業を両立しながら確定申告もしなければならないとなれば、手間がかかると感じやすいでしょう。

スケジュール調整が難しい

Web上にあるタスク形式の案件のみをこなすのであれば、稼ぎたいと思ったときに気ままに稼ぐことはできます。しかし、クライアントから個別に専属の案件を受注するようなWebライターであれば、スケジュール調整が欠かせません。慣れていないと自分に適切なお仕事の量がわからず、キャパオーバーになってしまうこともあります。

納期をしっかりと守ってWebライターとしてのお仕事を継続していくのであれば、上手く調整しなければなりませんが、これが初心者にはなかなか難しいです。クライアント先によっては多くの案件を依頼されるため、それに合わせたスケジュール調整をする必要があります。副業で働く場合は、本業のスケジュールのことも考えなければなりません。

自宅に引きこもりがちになる

Webライターのお仕事はパソコンを使った作業ですから、自宅の中に引きこもりがちになりやすいです。カフェでノマドワークをすることもできますが、費用をあまりかけられないうちはなかなか難しいでしょう。

また、デスクトップパソコンしか所有していない場合は、自宅内で作業するしかありません。自宅に引きこもりがちになると、お仕事のオンオフが上手くできなかったり、不健康な生活をおくることになったりします。私生活やお仕事の管理の仕方にもよりますが、管理が徹底できないと、このようなリスクも付きまといます。

さいごに│Webライターのメリットとデメリットを踏まえよう

Webライターはメリットもあれば、デメリットもあります。初心者に始めやすく、現金化もしやすいのが魅力ですが、作業に慣れるまでは十分に稼ぐのはなかなか容易ではありません。しかし、継続していき、しっかりと経験を積むことができれば、デメリット面はカバーできます。

Webライターになりたいと考えているのなら、メリットとデメリットの両方を踏まえたうえで、本当に目指してみるべきかを考えてみてはいかがでしょうか。