Webライターは在宅ワークやリモートワークというイメージが強いかもしれませんが、アルバイトでのWebライター業もあります。
もちろん、アルバイトに限らず、契約社員や正社員といった雇用形態もありますが、今回はアルバイトに関する仕事内容や種類について解説します。
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Webライターバイトの仕事内容
Webライターのアルバイトというと在宅ワーク以上に重要な仕事を任されると思うかもしれませんが、特に大きな違いはありません。
大まかな仕事内容としては、ルールに沿って会社に求められる記事を書くことです。
この部分に関しては、在宅のWebライターと殆ど同じです。
小さい規模の会社の場合、Webライティング業務の他に、記事構成の作成・外注ライターが納品した記事の校正なども任される場合があります。
重要な業務に関しては、アルバイトという立場上、業務として回ってこない場合もありますが、勤める会社によりけりです。
あとは、会社に勤務するからこそ、外注ライターにはなかなか任せられないような取材インタビューをすることになる可能性もあります。
Webライターのバイトと在宅ライターの違い
Webライターのアルバイトと在宅ライターにはいくつかの違いがあります。
会社に勤務するアルバイトと在宅ライターには具体的にどんな違いがあるのかをチェックしておきましょう。
雇用形態
アルバイトの場合は、文字通り、アルバイトとして雇用されますが、在宅ライターは基本的に雇用ではなく、業務委託契約として扱われます。
そのため、在宅ライターは正式に会社に籍を置くというわけではなく、あくまでも案件を受注し、納品するための契約を交わすのみです。
ただ、リモートワークありのアルバイトもありますし、業務委託契約の場合でも求人広告として掲載されている場合もあります。
アルバイトと業務委託の在宅ライターを混同しないように注意しましょう。
勤務時間や休日
Webライターのアルバイトの場合、勤務時間は1日5~8時間が主となっており、土日が休日のところが多いです。
一方で、在宅ライターの場合は、特に勤務時間というものは設けられていない場合が殆どとなります。
在宅ライターは完全成果報酬型が多いため、時給や月給での報酬の支払いはしていないためです。
在宅ライターの場合、アルバイトとは違い、休日や休憩時間は自分でスケジュールを調整して確保する必要があります。
勤務場所
アルバイトの場合、勤務場所は会社のオフィスが基本となります。
リモートワークを導入している場合もありますが、それでも完全在宅ではない限りは会社まで通勤することになります。
在宅ライターは自宅内が基本です。
ただ、カフェやコワーキングスペースで過ごすライターも多くいます。
少数派ではありますが、レンタルオフィスを契約して通勤する方もいます。
在宅ライターは自宅だけに縛られず、好きなスタイルで仕事ができるのが魅力です。
福利厚生の有無
Webライターのアルバイトでは、基本的に社会保険を完備しています。
勤務条件を満たしていれば、有給休暇を取ることも可能です。
正社員ではないため、他の福利厚生についてはあまり期待できませんが、会社によっては充実した独自の福利厚生を用意している場合もあります。
在宅ライターは基本的に業務委託契約であり、正式に雇用しているわけではありませんから、福利厚生制度が適用されることはないです。
そのため、在宅ライターは社会保険も有給休暇もありません。
報酬の安定性
会社に勤めるWebライターバイトでは、時給制が基本となるため、成果に関わらず安定した報酬を得ることは可能です。
もちろん、バイトなら楽ができるという意味ではありませんが、仮に成果がいまいち振るわない時があったとしても時給制であれば、固定で収入を得られます。
在宅ライターの場合、毎月の報酬を安定させるためには、継続的に案件を獲得し続けなければなりません。
仕事の量は一定というわけではないため、月によって稼げる場合とあまり稼げない場合があります。
ただし、在宅ライターは獲得した仕事の量が多かったり、単価が高かったりすれば、バイトの収入を超えることは十分に可能です。
Webライターのバイトとして働くメリット
Webライターのアルバイトとして働くメリットとしてはいくつかあります。
在宅ライターにはない、アルバイトならではのメリットを見ていきましょう。
自力で案件を獲得する必要がない
アルバイトだと、業務委託のように自力で案件を獲得する必要がないです。
会社の上司からの指示を仰いだり、予め決められたスケジュールに沿って業務進行をしたりするだけですので、「自分で仕事を取りにいかないと仕事がない」という事態になることはまずありません。
そのため、案件獲得のためにクライアントを逐一探すという手間がないというメリットがあります。
時給制なら最初から稼げる
完全成果報酬型の場合、仕事をこなさない限りは報酬を得ることはできませんが、時給制のアルバイトであれば出勤したその時点から給料は発生しています。
新人の場合、在宅ライターだとなかなか思うように稼げないという問題があったとしても、時給制なら最初から決められた給料を得ることが可能です。
そのため、初心者であったとしても無事に採用され、きちんと出勤していれば、最初から稼げるのが大きな魅力だと言えるでしょう。
わからないことはすぐに質問できる
業務に関してわからないことがあれば、同じオフィス内にいる先輩や上司に直接質問できるというメリットがあります。
口頭でのやり取りになるため、意思疎通もスムーズにできますし、職場環境によっては自分の作業画面を実際に見てもらいながら教えてもらうことも可能です。
業務委託の場合でもできないことはありませんが、質問がある場合は基本的にチャットワークなどのビジネス向けチャットツールやメッセージ機能を使用することになります。
職場のように直接質問できるわけではないため、返信を待たなければならないとい問題があります。
キャリアアップを目指せる
Webライターのアルバイトとして会社に勤める場合の最大のメリットと言っても良いのが、キャリアアップを目指せることです。
努力次第ではありますが、正社員や契約社員へと昇格することが可能です。
また、会社で教えてもらった知識を活かして自分でブログ運営をしたり、セミナー講師になったりすることもできるでしょう。
ブログ運営やセミナー講師は、独学でもできないことはありませんが、会社に勤めているほうが効率的に専門知識や会社独自のノウハウを吸収することが可能です。
Webライターバイトの探し方
Webライターのアルバイトは探せば多くの会社があります。
アルバイトを探す2つの方法について解説します。
求人サイトで探す
基本的なことかもしれませんが、Webライターのアルバイトは、一般的な企業と同様に、求人サイト上に掲載されています。
インターネット上で探すのが早いですが、紙媒体の求人誌に掲載されていることもあります。
アルバイトやパート、正社員だけではなく、業務委託の求人も載っていることがあるため、間違えないように注意しましょう。
企業のホームページで探す
Webサイトを運営している企業のホームページをチェックすると、求人情報が掲載されていることがあります。
こちらも、求人サイトと同様に、アルバイト雇用の求人もあれば、業務委託もあるため、よく確認した上で応募しましょう。
Webライターバイトを選ぶポイント
Webライターのアルバイトを選ぶ際は、待遇面を必ずチェックしておきましょう。
どんな点を確認しておくべきかをご紹介します。
給与や雇用条件をチェックする
まず重要となるのは、給与や雇用条件です。
収入に直結する問題ですから、自分の希望する条件に当てはまっているところに絞り込みましょう。
成果報酬型ではなく、時給制かどうかはもちろん、時給が高いかどうかも見ておくことをおすすめします。
福利厚生をチェックする
福利厚生面はそこまで重視する必要はありませんが、有給休暇を問題なく取れるのか、交通費は支給されるのかは見ておきましょう。
せっかくアルバイトとして勤務するのであれば、社会保険が完備されているところを優先して選びましょう。
勤務地をチェックする
会社が自宅から遠すぎないかどうかも重要ですが、リモートワークが導入されているかをチェックしておきましょう。
Webライティング業界の勤務地は東京や大阪などの都市部が主になっています。
地方に在住している場合には、完全リモートワークに対応している企業を優先して探しましょう。
さいごに│時給制が良い人はアルバイトに向いている!
Webライターとして安定した収入を獲得したいのであれば、時給制のほうが有利と言えます。
完全出来高制では収入をきちんと得られるのか不安がある人、時給制で確実に収入を得たい人は業務委託よりも、アルバイトのほうが働きやすいでしょう。