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Webライターを8年経験した僕が本気で辞めたいと思った10の理由

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Webライターとしてのお仕事は2012年から始め、Web記事の校閲や企画構成にも携わってきた僕ですが、今のお仕事は本気で辞めたいと思っています。辞めるとまではいかなくても、せめて副業にシフトしたいです。

Webライターで月収50万円以上を何度か獲得したことのある僕ですが、既にこのお仕事には正直辟易しています。一番の理由はこのサイトのテーマでもある「アフィリエイターに転身したいから」ですが、なぜこんなにもWebライターというお仕事に嫌気が差しているのかについてを中心に書いていきます。

【辞めたい理由その1】資産にはならない

Webライターという職業は、言わばクライアントに記事という商品を買い取ってもらうお仕事です。つまり、一度記事を買い取ってもらったらそれ以上の収益は得られません。アフィリエイトや不動産のような資産にはどう頑張ってもなり得ないということです。資産にならないということは、いつまでも頭と指を必死に動かし続けて労働しなければなりません。

もちろん資産運用のビジネスでも完全なる不労所得になるわけではありませんが、労働し続けなくても収益を得られるメリットがあります。それに対してWebライターには一切そのような不労所得はありません。

ライティングスキルが磨けたり、新しいお仕事に繋がったりといったお金以外の資産は得られるのも確かです。しかし、収益を効率的に拡大しようがないという意味では資産にはなりません。

【辞めたい理由その2】結局は会社に振り回される

Webライター業界では、専属の案件をもらうようになると急ぎの案件を依頼されたり、急に予定が変更したりといったことがよくあります。最初に聞いていた話とは違ったり、新たに要望を付け加えられたりするケースも経験してきました。常に24時間以内の返信が必須というところもザラにあります。こちらからすれば相手はお客様ですから、要望にできる限り答えなければなりません。

要望を断ってしまえば「きちんと対応をしてくれないライターだ」と思われてしまいかねないです。クライアントによっては気にしないところもありますが、少なくとも良い印象は抱いてもらえません。僕のように仕事を沢山詰め込んでいるWebライターの場合、会社のスケジュールの都合に合わせて連絡への対応や記事の納品をしなければならないという面もあります。

これでは結局、会社の都合に振り回されてしまい、自由な働き方ができるという理由でフリーランスを選ぶ意味がありません。

【辞めたい理由その3】仕事の取り合いがしんどい

僕はライティングサイトとクラウドソーシングサイトを主に利用して案件を獲得しているわけですが、ライバルであるWebライターとしばしば仕事の取り合いになります。その取り合いが顕著に現れるのはライティングサイトの高単価案件です。

クラウドソーシングサイトでもライバルは多数いますが、自己PRで評価されれば案件をもらえる可能性は高まります。しかし、ライティングサイトのタスク案件は早いもの勝ちです。気付いたときにはあっという間になくなってしまい、全然仕事ができないという経験もあります。

この状況を打破するにはライティングサイトを30分や1時間おきというこまめな時間でチェックすることですが、これがなかなかしんどいです。

【辞めたい理由その4】今以上の成長は殆ど見込めない

2012年からWebライターを始めた僕ですが、ライティング系のお仕事自体は2007年から行っているため、既に基本的な文章の書き方はとうに把握しています。さすがに完璧だとまでは豪語できませんが、基本的なスキルの部分は既に習得済みです。

ライティングサイトやクラウドソーシングサイトで延々と記事を書いているだけではこれ以上のスキルは身に付けられません。校閲や構成作成にも数年携わってきましたから、できることはやり尽くした感もあります。

もちろん、ライティングスキルを磨きたいのであれば、本を購入して新しい知見を身に付けることもできるでしょう。しかし、僕はWebライターとして一生食べていきたいとは考えていませんし、これ以上の成長が殆ど見込めない今はWebライターを続ける意味もないと思っています。

【辞めたい理由その5】単価が安い

僕が長年収益を得てきたのは主にライティングサイトです。クラウドソーシングであれば、単価3~5円、あるいはそれ以上の案件を取得することもできたかもしれませんが、ライティングサイトは基本的に単価が安くなっています。高単価案件でもせいぜい1文字1.5円の世界ですね。

そのため、必然的に割に合わないと感じるお仕事は多いです。今からクラウドソーシングで新しい案件を探すという手もなくはないでしょう。しかし、クライアント毎に実績を積んでいかなければ、満足のいくような高単価案件を得ることはなかなか難しいです。

【辞めたい理由その6】稼ごうと必死になるほど記事の品質が下がる

単価が安いライティングサイトで高収入を得るには数をこなすしかありません。しかし、稼ごうと必死になり、多く書こうとすればするほど記事の品質は下がってしまいます。いわゆるゴミ記事の量産です。手を抜いて書いているつもりはなくても、時間をかけて書いた記事に比べれば、品質の差は歴然です。

品質が低い記事を量産しても、報酬が多くなること以外にメリットはありません。僕の覚えが悪いだけかもしれませんが、必死に急いで書くと、せっかく調べた情報も知識の糧とはならず、簡単に頭から抜けていってしまいます。利益を得られるという点以外は何も自分のためにならないということです。

【辞めたい理由その7】興味のない記事を書くのがしんどい

専属案件を多く獲得するための絶対条件は、さまざまなジャンルに対応できることです。その中には当然ながら興味のないジャンルも含まれます。元々知っている情報であったり、自分が好きな分野であったりすれば、筆も進みやすいです。しかし、興味のないジャンルの記事は基本的なところから情報収集を始めなければなりません。

基本から勉強しなければならないということは、それだけ情報収集に時間もかかりやすいです。また、興味がないからこそ、熱意のこもった文面や専門家目線の文面は簡単には書けません。書くのが不可能というわけではありませんが、筆の進みが遅くなり、結果的に稼ぐ効率も下がってしまいます。

【辞めたい理由その8】そもそも関わるのが面倒

僕がフリーランスとして働くようになったのは、完全な下働きとしての企業との関わりを断絶し、自由に働きたいという想いからです。しかし、実際には連絡に対して24時間以内に返信しなければならなかったり、記事の修正依頼には即座に対応しなければならなかったりなど、細かな制約があります。仕事なのだから仕方ないと言われればそれまでですが、友人へのLINEの返信もマメにしないような僕にはこれがかなりしんどいです。

また、交流会やセミナーへの参加を勧められることもあります。他のWebライターさんの経験や価値観について聞ける良い機会でもありますが、僕は積極的に人と関わりたいとは思わないタイプなので、これも正直面倒に感じてしまいます。

【辞めたい理由その9】私生活が破綻した

月収50万円以上に到達したことが何度かあることは先述しましたが、単価1.5円レベルで月収40~50万円レベルを叩き出すのは本当に大変です。5,000文字の案件で50万円の報酬を得るなら67記事書かなければならないという計算ですね。2,000文字案件ならなんと167記事書かないと到達しません。

寝る間も惜しんで得意でもない分野の記事を書き続け、料理をする暇やご飯を食べる暇、入浴する暇、部屋を掃除する暇すら与えられませんでした。相手はこちらの状況が全く見えていないですから、僕がどんな生活を送っているのかなんて想像もできないでしょう。

働き詰めになった結果、身体中がかゆくなり、ストレスも溜まり、部屋はゴミや洗濯物の山で散乱し、もう散々な状況でした。週6日は椅子の上で仮眠を取り、ご飯は1日1食のコンビニ弁当のみ、シャワーを浴びるのは1週間に1回のみしかできませんでしたね。運動をする暇もないため、健康的でもなくなり、身体も壊しやすくなりました。

恋人とディズニーランドへ遊びに行く日でも到着直前まで車の中で仕事をし、友人の家に遊びに行ったときも急な修正依頼が入って対応し、周りに嫌な想いも沢山させましたね。恋人と1週間全く連絡が取れないときもザラにありました。

今は仕事の量をセーブしてだいぶ調子は戻ってきましたが、二度とあのような生活はしたくないです。当時は苦労の甲斐あってか財布の中は潤いましたが、心は全く潤いませんでした。いくら収益が高くても、ここまで私生活や健康面を犠牲にするほどの価値はないと思います。

【辞めたい理由その10】安定した高収入は得られない

私生活を犠牲にしてまで苦労してきたからこそ感じたことですが、Webライターで安定的な高収入を勝ち取ることはできないと思っています。上り詰めてWebライターからコンサルタントや企業経営者レベルまでになれれば話は違うかもしれません。しかし、一般的なWebライターは、結局のところWeb上のサービスやクライアントに依存するしかないです。

長期継続の案件を受けていたとしても、クライアント先がサービスを終了したり、会社が潰れたりすれば収入はゼロになります。フリーランスそのものが安定的な高収入を得るのは容易ではありませんが、その中でもWebライターは特に難しい部類に入るかもしれません。

ライティング業務のみでサラリーマン以上の高収入を得続けたいのなら、プライベートな時間や自分の健康をひたすら犠牲にしていくしかないです。

さいごに

長年Webライターをやってきた僕が本気で辞めたいと思った10の理由について紹介してきました。Webライター自体がやるべきではない職業というわけではありません。働き方さえ工夫すれば効率的に高収入を得る道もあるでしょうし、副業やお小遣い稼ぎとしては本当に取り組みやすいお仕事であるのも確かです。

あくまでも僕自身がWebライターというお仕事は合わないと感じ、辟易した出来事や感想の話です。人によっては一生やり続ける価値のあるお仕事になり得るのは間違いありません。これからWebライターになろうと思っている方は、この記事を見てもどうかWebライターというお仕事を嫌悪しないでいてもらえたらと思います。