Webライターとして仕事をしてみたいと思っていても、右も左もわからない状態では、何を書くものなのかもわからないですよね。
これからWebライターになろうか悩んでいるのであれば、Webライティングに挑戦する前に、どんな記事を書くものなのかを把握しておきましょう。
現役Webライターであるクヌガが、「Webライターは何を書くものなのか」について解説します。
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Webライターは記事で何を書くもの?
Webライターが書く記事は実にさまざまなものがあります。
一概に「こういう記事を書きます」と一言では言い表せないほどにバリエーションは豊富です。
書く内容やジャンルは千差万別
Webライターが書く記事の内容やジャンルはまさに千差万別です。
ジャンルひとつ取っても、おおまかなものを挙げただけでこのように豊富な種類があります。
・金融・投資(資産運用・不動産・仮想通貨・FXなど)
・法律(裁判・相続など)
・ヘルスケア(化粧・育毛・脱毛など)
・車(車売却・車の購入・新車の紹介など)
・ビジネス(転職・副業・リモートワークなど)
ジャンルはこれで全てというわけではなく、他にも挙げればキリがないほどにあります。
もっと大まかなジャンルで考えると、商品紹介とサービスの紹介に行きつくような記事が主です。
なぜなら、Webライターに執筆して欲しいネットへの掲載記事は、自社商品の購入やサービスの契約を目的としています。
読者の役に立つようなハウツー系の記事を書いて欲しいといった内容であったとしても、最終的にはその流れで「○○というサービスへと誘導して欲しい」という指示がある場合が殆どです。
そのため、Webライターがクライアントから依頼を受けて記事を書く場合は、基本的に商品やサービスの売上を向上させるための記事作成をするのが仕事であると考えて良いでしょう。
書き方の種類も豊富にある
Webライティングという仕事は、書くジャンルだけではなく、書き方の種類も豊富にあります。
まず挙げられるのは、「ですます調」か「である」調かです。
もっと噛み砕いた言い方をすれば、敬語かタメ語かという話ですね。
殆どは「ですます調」指定の記事が多くなっています。
しかし、時折、「である調」に指定されている場合もあります。
他には、以下のような執筆者の目線の違いがあります。
・第一者目線
・第三者目線
・Webライター目線
最近は、記事の公平性を期すために殆どが第三者目線のものが多くなっていますが、中には第一者目線やWebライター目線での記事もあります。
第一者目線は、主になりきり系の記事ですが、記事の信憑性が低くなるため、昔よりはだいぶ減少している傾向にあると考えられます。
例を挙げるのなら、レビュー記事の書き込みなどがありますね。
悪質なものだとサービスを利用したことは一切ないのに、良い内容ばかりを書き連ねるように指示される場合もあります。
この場合はサクラのようなものですので、多くのWebライターは敬遠しているかと思います。
Webライター目線はいわゆる記名記事で、自身が著者としてコラム記事やレビュー記事を書く仕事です。
企業の専業Webライターやブロガーに多い仕事となっています。
クライアントから依頼を受けて記事を書く場合は、基本的に第三者目線で「ですます調」の記事が一般的だと考えて良いでしょう。
Webライターが書く記事の種類
Webライターが書く記事の種類は主に5つあります。
もちろん、Webライターになったからといってすべて担当するというわけではありません。
この中の一部を任されることになると考えましょう。
説明文
説明文は最も一般的な記事で、何かの仕組みやサービスに関する内容となっています。
例えば、法律関係であれば、生前贈与の仕組みに関する記事であったり、車関係であれば、車の名義変更の方法に関する記事であったりなどです。
事実に基づいた内容をわかりやすく説明するのが説明文形式の記事となります。
コラム記事
コラム記事も説明文と似たような記事ですが、コラムはいわゆる企画型の記事で、旅行や恋愛、映画などに多くなっています。
例えば、「国内旅行のおすすめ10選」、「2021年の人気プチプラ化粧品5選」といった具合です。
これらは、説明文記事のように、事実に基づいた内容を掘り下げる場合もありますが、事実という確証が得られないようなものとしては、「フラれた彼女とヨリを戻す7つの方法」などといった企画があるでしょう。
コラム記事の内容としては雑誌の企画のようなものが多くなっています。
商品・サービス紹介
商品やサービスの紹介記事は、クライアントが押し出して欲しい商品やサービスを、文字通り魅力的に紹介する記事です。
例えば、
・商品の特徴
・利用するメリット
・利用上の注意点
・利用に向いている人
などを書いていきます。
具体的にどんな商品・サービスを紹介するのかは、クライアントによりけりです。
電化製品・化粧品・クラウドサービスなど、さまざまなものがあります。
レビュー記事
説明文記事に比べ、レビュー記事は昨今あまり多くはありませんが、クライアントによっては今でも依頼している場合があります。
より高い品質の記事を書いて欲しいというクライアントの場合、お試しのために実際に商品やサービスを無償提供し、使用感について書いて欲しいという依頼をします。
思ったことをそのまま書いて欲しいというクライアントもいれば、悪いことは書かないで欲しいというクライアントもいます。
本
電子書籍の普及にあたり、近年増えてきているのが、本の執筆です。
Webライターとしての本を求めているというよりは、求めるテーマに沿ったノウハウ系の本を書いて欲しいという依頼が主です。
説明文記事の延長として書くことは可能ですが、本となると長文記事が基本となります。
Webライターを目指すならどんな記事を書けば良い?
これからWebライターを目指すのであれば、どんな記事でも良いというわけではありません。
案件はクラウドソーシングサイトで探せば豊富にありますから、書きやすいもの・効率的に稼げるものを選んでいきましょう。
得意とするジャンルの記事を書く
初心者Webライターが最も書きやすい記事は、自分が得意とするジャンルや興味のあるジャンルの記事です。
車が趣味で化粧品には全く興味のない男性の場合、化粧品の記事を書くよりは、車の記事を書いたほうが圧倒的に効率は良いです。
いずれはオールジャンルに対応できるようにしたいのであれば、苦手なジャンルの記事であっても率先して対応していくべきですが、最初のうちは気にする必要はありません。
得意なものから挑戦し、記事作成に慣れてきた段階で得意ではないジャンルへ挑戦するという流れで取り組んでいくことをおすすめします。
書きやすい記事を書く
クライアントや依頼される記事の内容によって、書きやすさは全く異なります。
Webライティングで効率的に稼ぎたいのであれば、書きやすさを重視するのがおすすめです。
書きやすさの基準となるのは以下の点です。
・ちょうどいい文字数か
・執筆ルールが細か過ぎないか
・納期がシビアではないか
文字数のボリュームは少ないもので200文字程度、多いものでは2万文字や3万文字程度と幅広いです。
どれくらいの文字数が書きやすいかどうかは人によりけりですので、「これなら効率良く作業ができる」という自身の基準を目安に案件を探しましょう。
執筆ルールが細か過ぎるクライアントの場合、それだけ作業に手間がかかります。
作業に慣れてしまえばそれほど苦にはなりませんが、長期での継続案件でない限りはなるべく避けたほうが良いでしょう。
納期も、執筆ルールと同様で、クライアントによってさまざまです。
長いところでは1か月後、短いところでは翌日には納品してもらいたいという希望を出しています。
作業に慣れている、かつ作業時間を十分に費やせるのであれば、翌日でも問題はありませんが、初心者のうちからだと納期に間に合わない可能性があるため、避けたほうが無難です。
文字数や作業スピードによりけりですが、大体3日から1週間以上は納期に余裕がある案件を選ぶと良いでしょう。
単価が高い記事を書く
作業効率面を考えるのなら欠かせないのが、報酬単価の高さです。
報酬単価が高ければ高いほど、作業効率は上がります。
もちろん極端に報酬単価が高い案件の場合、それ相応の高いクオリティを求められたり、Web記事のアップロード作業もすることになったりします。
案件を選ぶ際は、単価の高さだけではなく、単価が作業内容に見合っているかどうかもチェックしておきましょう。
さいごに│作業効率を考えた案件選びをしよう!
Webライターが書く記事は、ジャンルや書き方、文字数、報酬単価などがクライアントによってさまざまです。
どんな記事が書きやすいかは人によって違いますので、自分に合った内容の記事を選んで書いてみましょう。